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弥生の文庫化

時が経つのは早いもので…。

またまた遅ればせながら、「本やタウン」より、来月文庫化される予定のなかで気になるものをピックアップ。


「ミステリは万華鏡」 北村薫 角川文庫
「災転(サイコロ)」 霞流一 角川ホラー文庫
「六蠱の躯 死相学探偵3」 三津田信三 角川ホラー文庫
「紙魚家崩壊 九つの謎」 北村薫 講談社文庫
「QED 河童伝説」 高田崇史 講談社文庫
「λに歯がない λ has no teeth」 森博嗣 講談社文庫
「百物語 浪人左門あやかし指南」 輪渡颯介 講談社文庫
「劇走」 鳥飼否宇 小学館文庫
「警官倶楽部」 大倉崇裕 祥伝社文庫
「なみだ学習塾をよろしく!」 鯨統一郎 祥伝社文庫
「星新一 1001話をつくった人(上・下)」 最相葉月 新潮文庫
「ミハスの落日」 貫井徳郎 新潮文庫
「サイン会はいかが?」 大崎梢 創元推理文庫
「川に死体のある風景」 アンソロジー 創元推理文庫
「フレンチ警部と毒蛇の謎」 F・W・クロフツ 創元推理文庫
「ソロモンの犬」 道尾秀介 文春文庫
「八つの犯罪」 モーリス・ルブラン ポプラ文庫
「黄金三角」 モーリス・ルブラン ポプラ文庫
「怪奇な家」 モーリス・ルブラン ポプラ文庫
「緑の目の少女」 モーリス・ルブラン ポプラ文庫
「猫は知っていた」 仁木悦子 ポプラ文庫ピュアフル
「青春探偵団」 山田風太郎 ポプラ文庫ピュアフル


今月もなかなかのラインナップ。


北村薫『ミステリは万華鏡』(角川文庫)は、本格を愛する作家にして名アンソロジスト、北村薫氏のミステリエッセイ。すでに集英社文庫版で出ているので、これが2次文庫化になります。


角川ホラー文庫からは注目の作家が二人。
一人はこのレーベル初参入の霞流一『災転(サイコロ)』。酔狂なバカミス作家はいかようにホラーを暴走させていくのでしょうか?
もう一人は三津田信三『死相学探偵3 六蠱の躯』。死相学探偵シリーズも第3弾に突入。


輪渡颯介『百物語 浪人左門あやかし指南』(講談社文庫)は第38回メフィスト賞受賞作『掘割で笑う女』のシリーズ2作目。
高田崇史『QED 河童伝説』(講談社文庫)は、2月分から流れましたね。シリーズ第13弾。
森博嗣『λに歯がない』(講談社文庫)もGシリーズ第5弾。


鳥飼否宇『激走』(小学館文庫)は『激走 福岡国際マラソン―42.195キロの謎』(小学館)を改題したもの。


大崎梢『サイン会はいかが?』(創元推理文庫)は「成風堂書店事件メモ」シリーズの第3弾。
アンソロジー『川に死体のある風景』(創元推理文庫)は「川と死体」をテーマにした競作アンソロジー。執筆陣は綾辻行人、有栖川有栖、歌野晶午、大倉崇裕、佳多山大地、黒田研二の六名。


F・W・クロフツ『フレンチ警部と毒蛇の謎』(創元推理文庫)は、クロフツ最後の未訳作なんだとか。


最相葉月『星新一 1001話をつくった人(上・下)』(新潮文庫)はSF界の巨人・ショートショートの第一人者だった星新一の生涯をたどるノンフィクション。第29回講談社ノンフィクション賞、第61日本推理作家協会賞「評論その他の部門」、第34回大沸次郎賞、第28日本SF大賞と、4つもの文学賞を獲得した傑作評伝。


ポプラ文庫からは、去年12月から始まった怪盗ルパン全集シリーズの大量刊行第2弾。やっぱり江戸川乱歩の少年探偵シリーズのように隔月で4冊ずつ出すんでしょうか?
その他ポプラ文庫ピュアフルからは仁木悦子『猫は知っていた』、山田風太郎『青春探偵団』と懐かしいラインナップ。


あと特に気になるのは、北村薫『紙魚家崩壊 九つの謎』(講談社文庫)、貫井徳郎『ミハスの落日』(新潮文庫)、道尾秀介『ソロモンの犬』(文春文庫)など。

  by we_2006 | 2010-02-21 10:22 | 文庫

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