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綾辻行人・有栖川有栖:監修 「新本格謎夜会」

読了しました。

・・・半年前に(汗)


遅読家の私にしては珍しく1日で読破したというのに、感想書くのは今までサボっていましたよ。


えー、本書は新本格誕生15周年にあたる2002年に行われた、イベント「ミステリーナイト」の模様を活字化したものです。15周年を記念して、イベントのシナリオは新本格の雄、綾辻行人・有栖川有栖両氏が監修をされています。

「ミステリーナイト」では実際の参加者たちが謎解きに挑戦していますが、本書ではこのときのイベントのレポートを通じて、読者もこの謎解きに参加できる趣向になっています。


こんな企画が本当にあったんだ、という印象でしたが、この「ミステリーナイト」というイベントは(2002年の時点で)10年近くも続いている企画だそうで。


謎解きの他にも、監修者の綾辻・有栖川ほか、竹本健治氏、法月綸太郎氏、二階堂黎人氏、山口雅也氏、麻耶雄嵩氏、我孫子武丸氏、西澤保彦氏、太田忠司氏、倉知淳氏と名だたる推理作家たちによるトークショーの模様も収録されています。むしろこちらがメインなのか?と思えるほど豪華。

というわけで、作家たちの鼎談を楽しみながら、謎解きに挑戦。

見事に惨敗。

言い訳がましいですが、こう、実に「新本格」っぽいトリックだなという印象でしたね(本当に言い訳だな)


この「ミステリーナイト」という企画のプロデュース・シナリオなどを手掛けてきた「ふじしろやまと」という作家(共同ペンネーム)が、同様に読者参加型犯人当てミステリー「Rの刻印」(講談社)というのを先ごろ出していますね。正解者の中からエジプト旅行が当たるらしいです。

  # by we_2006 | 2008-11-11 20:34 | ミステリ

忘却の岬、というわけでもないのですが

4ヵ月も放置してしまったよ・・・

ええ、返す言葉もございませんよ、はい・・・。


そうそう(と言い訳がましく)、前回の記事についてなんですが、三津田信三の講談社文庫の背表紙は紫でしたね~。って、今更ですね・・・。


・・・そうそう(とまたも言い訳がましく)、安楽椅子探偵、観ましたよ~推理しましたよ~投稿しましたよ~。

調子こいてだらだらと推理のプロセスを書いていたら2000文字突破・・・うう、どうやって既定の400文字程度に抑えろっていうんだよう・・・。
もうそれそれは苦しいもんでござんした。ここの説明も切り捨て、あそこの論拠も割愛し、なるべく文字数の少ない表現に書き換え・・・。

・・・・・・結果、憶測ばかりの解答になってしまった感もあり。


そんなわけでやや不完全燃焼だったので、心行くまで推理過程を書いてみることに。
気づくと3500文字突破・・・フフ、多けりゃいいってもんじゃないんですけどね。

まあ、何だかんだと言いながらも自分の推理にはそれなりの期待を込めていたりして・・・。せめて犯人だけでも当たっててほしいよ。


そして最後だけど、今更だけど、スキンを秋仕様にしてみたよ・・・・・・。

  # by we_2006 | 2008-10-05 23:44 | 日常

文庫化と背表紙色の予想

久しぶりに文庫化の話題でもしてみましょう。

来月(7月)はミステリ文庫が大収穫。個人的に注目しているミステリ作品を挙げてみるだけでも、以下のとおりで。

「綺羅の柩 建築探偵桜井京介の事件簿」 篠田真由美 講談社文庫
「パズル自由自在」 高田崇史 講談社文庫
「踊る夜光怪人 名探偵夢水清志郎事件ノート」 はやみねかおる 講談社文庫
「ホラー作家の棲む家」 三津田信三 講談社文庫
「τになるまで待って」 森博嗣 講談社文庫
「ハートブレイク・レストラン」 松尾由美 光文社文庫
「チャットの隠れ鬼」 山口雅也 光文社文庫
「とんち探偵一休さん いろは歌に暗号」 鯨統一郎 祥伝社文庫
「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介 新潮文庫
「落下する緑」 田中啓文 創元推理文庫
「御手洗潔対シャーロック・ホームズ」 柄刀一 創元推理文庫
「館島」 東川篤哉 創元推理文庫
「ラザロ・ラザロ」 図子慧 ハヤカワ文庫
「黙の部屋」 折原一 文春文庫
「追憶のかけら」 貫井徳郎 文春文庫


ところで、新しい作家の作品が講談社文庫に入るとき、背表紙は何色になるんだろうと、どうでも良いことをいつも気にしているのですが、今回デビュー長編が文庫になる三津田信三氏の文庫は何色になるんでしょうか?
せっかくだから予想でもしてみましょう。


講談社文庫の背表紙の色のバリエーションは基本的に10色程度。


綾辻行人・折原一・倉知淳・高田崇史・若竹七海など、割と本格ミステリ作家が多いのですよ、緑背表紙。

我孫子武丸・歌野晶午・恩田陸・笠井潔・北森鴻・島田荘司・蘇部健一・竹本健治・二階堂黎人・法月綸太郎・吉村達也など、本格作家ずらり勢揃い、黄色背表紙。

霧舎巧・鯨統一郎・西澤保彦・麻耶雄嵩など、けっこう通好みな作家揃ってますねぇ、黄緑背表紙。

赤川次郎・篠田真由美・東野圭吾・西村京太郎など、売れっ子で作品刊行数が多いよ、オレンジ背表紙。

高橋克彦・田中芳樹・宮部みゆき・山田正紀・山田風太郎など、多ジャンルで売れてます、赤の背表紙。

芦辺拓・有栖川有栖・内田康夫・太田忠司・岡嶋二人・加納朋子・北村薫・殊能将之・はやみねかおるなど、黄色に負けず劣らず本格作家がひしめく、水色背表紙。

柴田よしき・清涼院流水・舞城王太郎・森村誠一・山村美紗など、どう括っていいのか分からない、ピンク背表紙。

井上夢人・京極夏彦・貫井徳郎・森博嗣・山口雅也など、数は少ないが、売れっ子作家ばかりである意味最強の、灰色背表紙。

浦賀和宏・黒崎緑・斎藤肇・司凍季など、ミステリ系の作家は非常に少ない(あるいはあってもそのほとんどが品切れ状態の)ある意味レアな、紫背表紙。

乾くるみ・小森健太朗など、講談社文庫全体から見てもあまり見ない色、茶色背表紙。


おそらく三津田作品の背表紙の色はこれらの中から決まるはず。

ムムム・・・。

ワタクシ一個人の予想ですが、背表紙は灰色と見ました。

理由ですか?100%勘です(笑)
まあ、あえて理由をつけるならば、民俗学・怪談と共通点のある京極先生の文庫作品の背表紙が灰色だからかな、と。


こうして、しょうもない予想をして楽しんでいる自分がいる。

  # by we_2006 | 2008-06-14 22:46 | 文庫

スキン変更と相互リンク

またまた記事の間隔が空いてしまいました。

1ヶ月振りですか・・・。
って、ん?今って何月?
6月?
・・・・・・6月!

ということはほぼ2ヶ月も更新が滞っていた、ということですか。ぬうぅ・・・orz
もうちょっと更新頻度を上げていきたいですね。


そして気がつけばもう梅雨入り。
というわけで、恒例のスキン変更をしてみました。
雨っぽい感じのスキンで。


それと、マイミクにもなっていただいた未解凍さんのブログ「めそめそくん」と相互リンクしていただきました。
ありがとうございますm(_ _)m
これからもどうぞよろしくお願いします。

  # by we_2006 | 2008-06-04 17:28 | その他

文庫化と三大奇書もしくは四大奇書

いやー、サボったサボった、このブログ。

実に1ヶ月半振りのブログ更新です。
なんかすいません。

というわけで(強引だな)、「来月の文庫化情報」を更新しました。


個人的な注目文庫は以下。


「さまよう刃」 東野圭吾 角川文庫
「黒死館殺人事件」 小栗虫太郎 河出文庫
「彩紋家事件 後編」 清涼院流水 講談社文庫
「子供たちは夜と遊ぶ(上)」 辻村深月 講談社文庫
「子供たちは夜と遊ぶ(下)」 辻村深月 講談社文庫
「セリヌンティウスの舟」 石持浅海 光文社文庫
「江戸川乱歩と13人の新青年 〈文学派〉編」 ミステリー文学資料館編 光文社文庫
「密室の鎮魂歌」 岸田るり子 創元推理文庫
「六月六日生まれの天使」 愛川晶 文春文庫


ほほう。あの「三大奇書」のひとつ、「黒死館殺人事件」が河出文庫から出るのですか。
考えてみれば、「黒死館殺人事件」だけが入っている文庫って(現在新刊で入手可能なものは)なかったですからねぇ。

三大奇書の他の2作はどうなんでしょう?

夢野久作「ドグラ・マグラ」は角川文庫から上下巻で入手可能。
それとちくま文庫の「夢野久作全集」の第9巻として「ドグラ・マグラ」が単発で入ってます。これも入手可能。
それと創元推理文庫の「日本探偵小説全集」の第4巻「夢野久作集」がありますねぇ(これは「ドグラ・マグラ」の他にも作品が収録されていますが)

中井英夫「虚無への供物」は講談社文庫から上下巻で入手可能。2004年に新装版で分冊化したのは記憶に新しい。
あとは、「創元ライブラリ」という文庫サイズのレーベルの「中井英夫全集」の第1巻として、「虚無への供物」が単発で入ってますね。これも大きな書店へ行けば入手可能。

ちなみに小栗虫太郎「黒死館殺人事件」は、創元推理文庫の「日本探偵小説全集」の第6巻「小栗虫太郎集」で読めますね(これも他の小栗作品が収録されていますが)

ということは、来月に河出文庫から「黒死館殺人事件」が出れば、

①文庫である
②その作品だけが入っている
③新刊書店で入手可能である
④分冊化されていない(上下巻などに分かれていない)

これらの条件を満たす「三大奇書」が出揃う、というわけですな。


夢野久作 「ドグラ・マグラ」 ちくま文庫
小栗虫太郎 「黒死館殺人事件」 河出文庫
中井英夫 「虚無への供物」 創元ライブラリ


ん~、壮観ですなぁ。

自称文庫マニアの私としては、ちょっと揃えてみたくなってきましたね(別の文庫でもう持ってるけど)

それに、俄然読みたくなってきましたね(←読んでないのかよ)


後は竹本健治「匣の中の失楽」があれば完璧なんだけどなぁ(四大奇書が揃う)

講談社文庫はとうの昔に品切れ中だし、2002年に出た双葉文庫版「匣の中の失楽」も品切れ中。
でも講談社ノベルス版では入手可能、という不思議な状態なんですよね。


ん~、まあ、竹本健治氏の文庫自体なかなか見ないですし、古本屋で見つけただけでもラッキーな部類ですからねぇ(ウロボロスシリーズの文庫は未だに見たことがないですし)

文庫で復刊、なんてのはゼイタクなのかな、トホホ・・・・・・。

  # by we_2006 | 2008-04-12 23:55 | 文庫

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