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小森健太朗 「大相撲殺人事件」

本日読了しました。文春文庫版。


「ローウェル城の密室」の著者の作だとは思えない(いや逆に、だからこそと言えるかもしれないが)快作・怪作ミステリです。



目次を見ただけでもかなり笑えるバカミス。特に最後の方はナンセンスと紙一重でしたな。

私はかなり楽しめた方だ(というよりむしろこういうのが好みなのかもしれない)と思うのですが、怒る人もいるかもしれませんね。



作中の登場人物の一人が、某作家の某ミステリ理論を引き合いに出しているのが個人的にはツボでした(笑)
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  by we_2006 | 2008-11-20 23:47 | ミステリ

泡坂妻夫 「奇術探偵曾我佳城全集 戯の巻」

読了しました。

これは昨日ようやく読破したもの。


本作は2000年に刊行された「奇術探偵曾我佳城全集」を2冊に分冊文庫化したもののうちの後編の1冊。美貌の女流奇術師、曾我佳城が活躍する短編シリーズです。

いやはや、もう一冊の「秘の巻」と合わせて2冊を読了したのは、読み始めてからかれこれ約2年。長かった・・・・・・。


そしてその間に膨らんできた期待に見事に応えてくれた短編集、といえるでしょう。やっぱり泡坂妻夫はすごいなぁ。

それぞれの短編、どれにもいろいろな味わいがありました。
「おしゃべり鏡」の見事な構成。「白いハンカチーフ」の巧妙な伏線。最後まで読み手の予断を許させない「だるまさんがころした」。完全に騙されてしまった「とらんぷの歌」。発端の奇想が魅力的な「天井のとらんぷ」。情感溢れる「ミダス王の奇跡」等々。


個人的なお気に入りは「天井のとらんぷ」、「白いハンカチーフ」、「とらんぷの歌」、「だるまさんがころした」、「おしゃべり鏡」あたりです。


さて、長年のつかえが取れて、次は何を読みましょうか。
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  by we_2006 | 2008-11-11 20:52 | ミステリ

綾辻行人・有栖川有栖:監修 「新本格謎夜会」

読了しました。

・・・半年前に(汗)


遅読家の私にしては珍しく1日で読破したというのに、感想書くのは今までサボっていましたよ。


えー、本書は新本格誕生15周年にあたる2002年に行われた、イベント「ミステリーナイト」の模様を活字化したものです。15周年を記念して、イベントのシナリオは新本格の雄、綾辻行人・有栖川有栖両氏が監修をされています。

「ミステリーナイト」では実際の参加者たちが謎解きに挑戦していますが、本書ではこのときのイベントのレポートを通じて、読者もこの謎解きに参加できる趣向になっています。


こんな企画が本当にあったんだ、という印象でしたが、この「ミステリーナイト」というイベントは(2002年の時点で)10年近くも続いている企画だそうで。


謎解きの他にも、監修者の綾辻・有栖川ほか、竹本健治氏、法月綸太郎氏、二階堂黎人氏、山口雅也氏、麻耶雄嵩氏、我孫子武丸氏、西澤保彦氏、太田忠司氏、倉知淳氏と名だたる推理作家たちによるトークショーの模様も収録されています。むしろこちらがメインなのか?と思えるほど豪華。

というわけで、作家たちの鼎談を楽しみながら、謎解きに挑戦。

見事に惨敗。

言い訳がましいですが、こう、実に「新本格」っぽいトリックだなという印象でしたね(本当に言い訳だな)


この「ミステリーナイト」という企画のプロデュース・シナリオなどを手掛けてきた「ふじしろやまと」という作家(共同ペンネーム)が、同様に読者参加型犯人当てミステリー「Rの刻印」(講談社)というのを先ごろ出していますね。正解者の中からエジプト旅行が当たるらしいです。
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  by we_2006 | 2008-11-11 20:34 | ミステリ

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