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有栖川有栖:編 「有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー」

はいはい、連続投稿です。

これは1週間前に読了した作品。ちょびちょび読んでいたので、意外に時間が掛かりました。


実のところ、この作品の最後に載っているジョン・スラデックの「見えざる手によって」が読みたいという動機で読み始めたのですが、他の作品も、これが存外に面白かったのです(そりゃ有栖川さんのアンソロジーですもんね・・・)

中には、「論理の蜘蛛の巣の中で」で今年度の推理作家協会賞(評論・その他部門)を受賞した巽昌幸氏の、京大推理研時代の短編も入っていたりするのです。

北村氏のアンソロジーと比べると、有栖川氏自身も言っているように、「トリック中心」のものが多数収録されていて、もうお腹いっぱいという感じ。その中に1つ、「台湾出身の作家が書いた、スイスが舞台の鉄道ミステリ」という珍品があったりして、それも中々に楽しめました。


お気に入りは、

巽昌幸 「埋もれた悪意」
白峰良介 「逃げる車」
ロバート・アーサー 「五十一番目の密室」
海渡英祐 「『わたくし』は犯人・・・・・・」
ジョン・スラデック 「見えざる手によって」


「五十一番目の密室」には驚愕ですね。「『わたくし』は犯人・・・・・・」は作者の巧みな罠に思わず唸ってしまいました。「埋もれた悪意」は、これはもう傑作です。
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  by we_2006 | 2007-10-29 23:15 | ミステリ

北村薫:編 「北村薫の本格ミステリ・ライブラリー」

読了しました。

といってもこれを読み終えたのは先月の中旬。

感想を書くのを忘れていたわけではないけれど、サボっていたわけでもない(苦しい言い訳)


実は、北村氏の著作はまだ読んだことがなく、編著から読むという変則技(?)をしてしまったわけですが、これは同時期に出された有栖川有栖:編の「有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー」の中に収録されている短編の中に、本作に収録されているローレンス・G・ブロックマン著「やぶへび」のトリックに言及している箇所があったためなのです。

つまり上記の有栖川さんのアンソロジーを先に読んでしまうより、北村さんのアンソロジー(本作)を先に読んだ方がネタバレしなくて済む、ということなんですねぇ~。

とまあ、苦しい言い訳が続いていますが(汗)


このアンソロジーの中で特に圧巻だったのが、前半の密室もの3作と最後にある「ジェミニー・クリケット事件(アメリカ版)」。
ちなみに「ジェミニー~」は初読だったので、イギリス版との違いというより、普通に「こりゃすごい」と思えた作品です。

法月氏のアンソロジーとはまた別の意味でマニアックで(西條八十の作品が入っていたりする)、重厚な「本格」味を堪能させていただきました。


お気に入りは、

レナード・トンプスン 「スクイーズ・プレイ」、「剃りかけた髭」
深見豪 「ケーキ箱」
クリスチアナ・ブランド 「ジェミニー・クリケット事件(アメリカ版)」


個人的には、「剃りかけた髭」が好み。
「ジェミニー~」は「人も知る名作中の名作」なのだそうで。知りませんでした。そりゃすごいはずだ。自分の勉強不足っすね。
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  by we_2006 | 2007-10-29 22:47 | ミステリ

再びのスキン変更と文庫化

もう秋ですよね。そうですよね。

というわけで、スキンを秋仕様に変更。


そして「文庫化情報」を更新。


個人的な注目作を挙げてみると、

「暗黒館の殺人(3・4)」 綾辻行人 講談社文庫
「彩紋家事件 前編 極上マジックサーカス」 清涼院流水 講談社文庫
「彩紋家事件 中編 下克上マスターピース」 清涼院流水 講談社文庫
「魔術王事件(上・下)」 二階堂黎人 講談社文庫
「φは壊れたね」 森博嗣 講談社文庫
「リピート」 乾くるみ 文春文庫

「彩紋家~」は予想外の3分冊化とのこと。うそーん。
そして森氏のGシリーズもついに文庫化・・・。森文庫の刊行ペースは私の読書ペースを超えている・・・!っていうか私も読むのが遅いんですがね。

「リピート」は気になりますねぇ。単行本のときから注目していた作品だったし。


・・・今日あたりから、今月分の講談社文庫新刊が書店に並ぶだろうか?
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  by we_2006 | 2007-10-16 00:11 | 文庫

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