カテゴリ:ミステリ( 49 )

 

2006年上半期私的ベスト5

を発表したいと思いまして。今日で上半期も終わることですし。

対象は今年の1~6月に読了したミステリ作品。
合計10作です。(少ない・・・)

それではいきますか。


第1位 「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」 麻耶雄嵩
・とにかく、読了後の衝撃がすごかったです。なんとも言えない世界観も好みですねぇ。後半はもう、「うわー!うわー!」とただ圧倒されるのみでした。文句なし、今年の暫定1位です。

第2位 「ロートレック荘事件」 筒井康隆
・これも衝撃度は高かった・・・。真相があまりにも意外過ぎて、最初は分からなかったほど(笑)

第3位 「黒後家蜘蛛の会 1」 アイザック・アシモフ
・短編集で、しかもまだ4巻も続くシリーズですが、<ブラック・ウィドワーズ>の設定・キャラクターや彼らの軽快な会話は私好みでした。登場人物たちの(というかアシモフ氏の)博覧強記振りも凄まじいです。

第4位 「月光ゲーム Yの悲劇88’」 有栖川有栖
・ミステリとしても青春小説としても楽しめた作品です。派手なトリックではないですが、本格のガジェットを多く取り入れたり、ロジックを重視した展開は「本格ミステリの王道」を突き進んでいる感じで良いですね。

第4位 「長い家の殺人」 歌野晶午
・『月光ゲーム』と同率順位にしておきました。この作品も地味な印象ですが、トリックが凄い。そのトリックが生み出す不可解な状況は、初心者本格ファンにとっても実に魅力的なものだと思います。

次点 「春期限定いちごタルト事件」 米澤穂信
・上位5作はどれも名作であり傑作の部類に入ると思います。「何をものすごく今更な」ってな順当なランキングかもしれませんが(汗)。というわけで、比較的新しいこの作品を次点に挙げておこうと思います。しかし、ただの青春小説短編集ではありません。アレ(詳しく言うとネタバレになるので)を巧くミステリに取り入れるとは・・・、米澤氏はなかなかの強者です(笑)。新しい可能性を感じますね(←何をエラそうに)

以上、ごくごく私的な2006年上半期ベスト5でした。
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  by we_2006 | 2006-06-30 22:34 | ミステリ

折原一 「倒錯のロンド」

読了です。

今回はテンポ良く読めました。
ここ最近では一番速い読書ペースだったと思います。

では、ネタバレしない程度に感想を少々。


実は後半部分で、トリックを見抜いた感じがあったというか、「こうじゃないかな?」という予想は立ったのです。
ですが結果、その予想はあながち外れでもない代わりに、当たりでもありませんでした。

よくよく考えてみると、私はこの作品のメインのトリックに、ミスリードという形で自分の推理が飲み込まれていたことに気付きました。
ミスリードされるがままに導き出した推理。そもそもそれは根底から間違っていたので、当然真相には遠く及ばないものでした。

と同時に改めて折原氏の手腕には感服。ミスディレクションが実に巧みだった作品だと思います。
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  by we_2006 | 2006-06-17 20:09 | ミステリ

歌野晶午 「長い家の殺人」

読了~。

巻末にある島田荘司氏の推薦文には、歌野氏がデビューするまでの経緯についての詳細が記されていますが、それに記されている経緯から本当に出来上がったのかと疑ってしまうくらい、とても精緻な作品ですね。

綾辻氏や我孫子氏など、同時期の作家のデビュー作と比べるとややインパクトに欠けるかな?というところは感じなくはないです。
が、やはりトリックは最高級。読者の興味を充分に惹きつけるものだと思います。

歌野氏は以降、作品を重ねていくごとに深みを増していき、近年の作品では協会賞や本格ミステリ大賞を受賞するなど、かなりの定評がある、とのこと。

次作以降では、歌野作品がどのように円熟していくのか、そのあたりも楽しめながら読めそうです。
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  by we_2006 | 2006-06-10 18:13 | ミステリ

アイザック・アシモフ 「黒後家蜘蛛の会1」

1年と4ヶ月にも渡る長いなが~い読書期間でした。
ようやく読み終えましたよ~


<ブラック・ウィドワーズ>の面々の軽快な会話は好きですね~。読んでいて飽きないです(の割には長過ぎた読書期間でしたがw)

好きな短編を挙げさせてもらうと、「会心の笑い」、「贋物のPh」、「明白な要素」、「不思議な省略」あたりでしょうか。

この「黒後家蜘蛛の会」シリーズ、5巻もあるんですよねぇ。よくこれだけの設定で5巻分もの短編を書けるとは・・・。「お見それしました」の一言(笑)

しかし、アシモフ氏の博覧強記振りにはすごいものがありますねぇ。さすがはSFの大家。
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  by we_2006 | 2006-06-04 22:54 | ミステリ

麻耶雄嵩 「翼ある闇」

読了しました。
後半は一気に読んじゃいましたよ。

感想はというと・・・。


すごいもん読んじゃったよ。


不可解なトリック。過度なまでの装飾を帯びた道具立て。探偵VS探偵。覆る論理。そして、本格ギリギリのラインを行きながら、別世界へと飛翔し見事に着地したような衝撃的な結末。

すごい!これはすごいよ!快作だ!!

麻耶氏が新本格第2世代の旗手、と言われているのも頷けますね。

これだから本格ミステリはやめられない。
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  by we_2006 | 2006-05-19 19:26 | ミステリ

有栖川有栖 「月光ゲーム」

やっと読み切りました。

感想はというと、私的には「衝撃!」というほどの場面はなかったかな?
でも読者に対するフェアプレイにはかなり気を使っていると思います。

理詰めで真相を絞り込んでいく、という本格ミステリの基本形を読んだという感じで、本格ミステリへの著者の意気込みも垣間見えたと思います。青春小説としても楽しめましたし。


さあ、この調子で他の本もサクサク読んでいきましょう。


追記:明日からの3日間、ゴールデンウィークの諸事情により、ブログも含めたこのサイトの更新を停止します。掲示板やコメントに対するレスもその間はできませんので、ご了承下さいませ。
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  by we_2006 | 2006-05-03 19:01 | ミステリ

米澤稲信 「春期限定いちごタルト事件」

ようやく読み終えました。

ライトでコミカルな連作推理短編集。いいですね~。

新感覚日常系あっさり青春風味のミステリ、ってな感じで。キャラもすごくイイ!


米澤稲信ミステリ。なかなかいいかも。
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  by we_2006 | 2006-04-16 22:46 | ミステリ

法月綸太郎 「密閉教室」

感想を一言。


未だに自分なりの解釈を見出せておりません。


ということで次作に期待。

他の作家の開拓を進めよう。
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  by we_2006 | 2006-04-06 20:07 | ミステリ

筒井康隆 「ロートレック荘事件」

読了しました!

いやあ、やられた!
伏線の妙には感服いたしました。私はなされるがままにミスリードさせられてしまいましたよ。

著者の筒井康隆氏による推理小説は、「富豪刑事」とこの「ロートレック荘事件」くらいしか知らないのですが、他の推理作家の作品に負けず劣らず。見事な作品だと思います。

「富豪刑事」も読みたくなってきましたね~。
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  by we_2006 | 2006-03-25 15:15 | ミステリ

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