泡坂妻夫 「奇術探偵曾我佳城全集 戯の巻」

読了しました。

これは昨日ようやく読破したもの。


本作は2000年に刊行された「奇術探偵曾我佳城全集」を2冊に分冊文庫化したもののうちの後編の1冊。美貌の女流奇術師、曾我佳城が活躍する短編シリーズです。

いやはや、もう一冊の「秘の巻」と合わせて2冊を読了したのは、読み始めてからかれこれ約2年。長かった・・・・・・。


そしてその間に膨らんできた期待に見事に応えてくれた短編集、といえるでしょう。やっぱり泡坂妻夫はすごいなぁ。

それぞれの短編、どれにもいろいろな味わいがありました。
「おしゃべり鏡」の見事な構成。「白いハンカチーフ」の巧妙な伏線。最後まで読み手の予断を許させない「だるまさんがころした」。完全に騙されてしまった「とらんぷの歌」。発端の奇想が魅力的な「天井のとらんぷ」。情感溢れる「ミダス王の奇跡」等々。


個人的なお気に入りは「天井のとらんぷ」、「白いハンカチーフ」、「とらんぷの歌」、「だるまさんがころした」、「おしゃべり鏡」あたりです。


さて、長年のつかえが取れて、次は何を読みましょうか。
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  by we_2006 | 2008-11-11 20:52 | ミステリ

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