有栖川有栖:編 「有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー」
はいはい、連続投稿です。
これは1週間前に読了した作品。ちょびちょび読んでいたので、意外に時間が掛かりました。
実のところ、この作品の最後に載っているジョン・スラデックの「見えざる手によって」が読みたいという動機で読み始めたのですが、他の作品も、これが存外に面白かったのです(そりゃ有栖川さんのアンソロジーですもんね・・・)
中には、「論理の蜘蛛の巣の中で」で今年度の推理作家協会賞(評論・その他部門)を受賞した巽昌幸氏の、京大推理研時代の短編も入っていたりするのです。
北村氏のアンソロジーと比べると、有栖川氏自身も言っているように、「トリック中心」のものが多数収録されていて、もうお腹いっぱいという感じ。その中に1つ、「台湾出身の作家が書いた、スイスが舞台の鉄道ミステリ」という珍品があったりして、それも中々に楽しめました。
お気に入りは、
巽昌幸 「埋もれた悪意」
白峰良介 「逃げる車」
ロバート・アーサー 「五十一番目の密室」
海渡英祐 「『わたくし』は犯人・・・・・・」
ジョン・スラデック 「見えざる手によって」
「五十一番目の密室」には驚愕ですね。「『わたくし』は犯人・・・・・・」は作者の巧みな罠に思わず唸ってしまいました。「埋もれた悪意」は、これはもう傑作です。
これは1週間前に読了した作品。ちょびちょび読んでいたので、意外に時間が掛かりました。
実のところ、この作品の最後に載っているジョン・スラデックの「見えざる手によって」が読みたいという動機で読み始めたのですが、他の作品も、これが存外に面白かったのです(そりゃ有栖川さんのアンソロジーですもんね・・・)
中には、「論理の蜘蛛の巣の中で」で今年度の推理作家協会賞(評論・その他部門)を受賞した巽昌幸氏の、京大推理研時代の短編も入っていたりするのです。
北村氏のアンソロジーと比べると、有栖川氏自身も言っているように、「トリック中心」のものが多数収録されていて、もうお腹いっぱいという感じ。その中に1つ、「台湾出身の作家が書いた、スイスが舞台の鉄道ミステリ」という珍品があったりして、それも中々に楽しめました。
お気に入りは、
巽昌幸 「埋もれた悪意」
白峰良介 「逃げる車」
ロバート・アーサー 「五十一番目の密室」
海渡英祐 「『わたくし』は犯人・・・・・・」
ジョン・スラデック 「見えざる手によって」
「五十一番目の密室」には驚愕ですね。「『わたくし』は犯人・・・・・・」は作者の巧みな罠に思わず唸ってしまいました。「埋もれた悪意」は、これはもう傑作です。
by we_2006 | 2007-10-29 23:15 | ミステリ