G・K・チェスタトン 「ブラウン神父の童心」

読了しました。創元推理文庫版です。


「シャーロックホームズものと双璧をなす、短編小説の宝庫」で「トリック創案率は古今随一」とまで謳われた古典中の古典ですね。

確かに奇想天外なトリックも魅力といえばそうですが、むしろ読むべきものは著者独特の風刺やユーモア、逆説、警句だともいえそうです。それにチェスタトンのトリック(というかプロット)が結びつくと、何とも言えない幻視的な感覚になるのも不思議です。

舞台はどれも至極人工的なものばかりですが、論理的な部分に飛躍があったり、少々無理やり進めているところもあります。ですが、逆にそのアクロバット的(非論理的)なところがこのシリーズの最大の魅力であるようにも感じられるのです。


お気に入りの短編は、「秘密の庭」、「奇妙な足音」、「見えない男」、「折れた剣」、「三つの兇器」。
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  by we_2006 | 2007-09-05 07:29 | ミステリ

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