泡坂妻夫 「奇術探偵曾我佳城全集 秘の巻」

読了しました。

いやいや、久しぶりの読書感想ですよ。


本作は2000年に刊行された「奇術探偵曾我佳城全集」を2冊に分冊文庫化したもののうちの1冊。美貌の女奇術師探偵、曾我佳城が活躍する短編シリーズです。

やっぱりマジック(奇術)とミステリの親和性は高いですねぇ。
マジックでは不思議な現象、ミステリでは謎として提起された事件(の解決)が示され、観客(読者)はそれを驚愕を持って迎える。
奇術師は種をもって観客を欺き、ミステリ作家はトリックをもって読者を騙す、という構図も類似しているし、奇術師(ミステリ作家)によるパフォーマンス(騙り)によってショー(作品)の良し悪しが色濃く出てしまう点も面白いところ。

本作の短編も、様々な奇術が出てきていますが、マジックをあまり知らない自分でも充分に楽しめました。「日本のチェスタトン」、泡坂妻夫氏はやはり偉大です。

個人的なお気に入りは、「花火と銃声」、「消える銃弾」、「バースデイロープ」、「ビルチューブ」、「七羽の銀鳩」あたりです。

もう一方の文庫「戯の巻」の方も、俄然読むのが楽しみになってきました。
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  by we_2006 | 2007-06-09 00:06 | ミステリ

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