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法月綸太郎:編 「法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー」

読了しました。

法月綸太郎繋がりということで読み始めたんですが、さすがご本人が編んだアンソロジーだけあって、非常に密度が濃かったです。

章立ての構成も面白いですね。それに奇想小説、パロディ、密室、皮肉、犯人当て、哲学・・・何でもありです。どの短編もマニアックで、充分堪能させていただきました。

その中でもお気に入りは、

ロナルド・A・ノックス 「動機」
C・デイリー・キング 「消えた美人スター」
クリスピン&ブッシュ 「誰がベイカーを殺したか?」
中西智明 「ひとりじゃ死ねない」

でした。特に「誰がベイカーを殺したか?」は「読者への挑戦状」付きなのにも関わらず、度肝を抜かれてしまいました。
「ひとりじゃ死ねない」も、犯人当て小説としては、傑作に入れておきたいくらいの作品だったと思います。

  by we_2006 | 2007-04-21 12:36 | ミステリ

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