長月の文庫化

というわけでいつものごとく「本やタウン」より、来月文庫化される予定のなかで気になるものをピックアップ。


「ハッピーエンドにさよならを」 歌野晶午 角川文庫
「死墓島の殺人」 大村友貴美 角川文庫
「北村薫のミステリびっくり箱」 北村薫 角川文庫
「ホテル・ジューシー」 坂木司 角川文庫
「山田風太郎ベストコレクション 天狗岬殺人事件」 山田風太郎 角川文庫
「山田風太郎ベストコレクション 太陽黒点」 山田風太郎 角川文庫
「Yの悲劇」 エラリー・クイーン 角川文庫
「名前探しの放課後(上・下)」 辻村深月 講談社文庫
「伊坂幸太郎選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005」 日本推理作家協会編 講談社文庫
「イナイ×イナイ PEEKABOO」 森博嗣 講談社文庫
「交換殺人には向かない夜」 東川篤哉 光文社文庫
「災園」 三津田信三 光文社文庫
「七人の中にいる」 今邑彩 中公文庫
「京都・陰陽師の殺人事件 作家・六波羅一輝の推理」 鯨統一郎 中公文庫
「聯愁殺」 西澤保彦 中公文庫
「化身」 愛川晶 創元推理文庫
「もろこし銀侠伝」 秋梨惟高 創元推理文庫
「赤朽葉家の伝説」 桜庭一樹 創元推理文庫
「朝顔はまだ咲かない」 柴田よしき 創元推理文庫
「虚栄の肖像」 北森鴻 文春文庫
「林の中の家 仁木兄妹の事件簿」 仁木悦子 ポプラ文庫ピュアフル


今月も良いラインナップですねぇ。


角川文庫の山田風太郎コレクション『天狗岬殺人事件』。表題作は、出版芸術社で単行本未収録短編集成の中の一編として刊行されたものなので、文庫になるのはおそらく初でしょう。
やはりこれは、出版芸術社も今回の角川文庫山田風太郎コレクションも、編纂を担当しているのが日下三蔵氏である影響でしょうか…。これも、ほとんどの山田風太郎ミステリを文庫に収めるという偉業(光文社山田風太郎ミステリー傑作選全十巻)を成し遂げた日下氏だからこそできることなのかも。


エラリー・クイーン『Yの悲劇』(角川文庫)は、以前に新訳として同文庫から刊行された『Xの悲劇』に続く新訳版。


東川篤哉『交換殺人には向かない夜』(光文社文庫)は、個人的にはようやく出たか、という感じ。待望の文庫化です。


三津田信三『災園』(光文社文庫)は、詳細は不明ですが、同文庫から出ている『禍家』『凶宅』に続くシリーズなのでしょうか…?


仁木悦子『林の中の家』(ポプラ文庫ピュアフル)は、『私の大好きな探偵』、『猫は知っていた』に続く仁木悦子の復刊第3弾。まだまだ復刊が続いてほしいものです。


同じく中公文庫からの復刊が続いている今邑彩『七人の中にいる』。今邑氏は数少ない女流本格ミステリ作家の一人なので、これも嬉しい限り。


そして、西澤保彦『聯愁殺』(中公文庫)。西澤作品は刊行から3,4年経てば順当に文庫化されるのですが、『聯愁殺』だけが2002年に「ミステリー・リーグ」から刊行されて以来文庫されていなかった。それだけに待ちに待った文庫化なのです。


創元推理文庫からは先月の『道具屋殺人事件』に続き、愛川晶氏のデビュー長編である『化身』。これも長らく入手困難な状態が続いていました。
他には、日本推理作家協会受賞作の桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』、第3回ミステリーズ!新人賞受賞作収録の秋梨惟高『もろこし銀侠伝』、さらに、これが意外にも初の創元推理文庫になる柴田よしき氏の『朝顔はまだ咲かない』など、創元推理文庫は毎月充実したラインナップが続いています。


あと特に気になるのは、歌野晶午『ハッピーエンドにさよならを』(角川文庫)、北森鴻『虚栄の肖像』(文春文庫)、鯨統一郎『京都・陰陽師の殺人事件 作家・六波羅一輝の推理』(中公文庫)など。
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  by we_2006 | 2010-08-09 01:01 | 文庫

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